こんばんは、みみこです。


「え、いやでも…私には無理だと思います」


いくら頭の悪い私にもわかる

これは乗ってはいけない、聞いてはいけない話だ。



「みんなね、最初はそう思うんだよ!」

「そうそう、私だって最初は何もできなかったもん。
 でもね、この人の下についてみっちりビジネスの仕方を
 教えてもらって、いっしょに楽しく頑張ってたら
 いつのまにか私も収入を得られるようになったんだよ!」



神からみっちり教えてもらう…?

神といっしょに楽しく頑張る…?


女神のその言葉にぴくりと反応し顔をあげた私を

2人は見逃さなかったのだと思います。



「このビジネスしてる仲間ってさ
 本当にみんな仲が良いんだよ~!
 人生を楽しく豊かにしようって
 同じ目標や夢を持ってるからかな?
 時間や金銭的にも生活にゆとりがあるから
 明るくておおらかで優しい奴ばかりだし!」

「わかる~!
 私も始めてから友達すっごく増えたし
 人生が楽しくなったもん☆
 てか人生変わったって感じ!!」


いや、あなたの人生はその顔があれば

生まれた瞬間から楽しくて幸せなものでしょうよ…


ブスは本当に美人の一字一句に妬みを発揮します。




「ほんとにさ、後悔はさせないから
 いっしょに頑張ろ!
 いっしょに人生を楽しく過ごそう!」

神が満面の笑顔で私を見つめます。

これがプロポーズだったら

どんなに良かったことか…。
(文字だけ見るとそう見えなくもない不思議)




頭ではわかっていました。

いや、いたはずでした。

これはいつだったか友達から悪評を聞いたことのある

ネットワークビジネスの勧誘であると。

相手は私でなくても良い。

仲間に入るかもしれない人間であれば誰でも良いのです。




「いやでも…私友達とかも少ないし…
 紹介できる人とかもいないですから…」

歯切れの悪い断り方しかできない私につけこむように

神と女神は喜々として話し続けます。

「大丈夫大丈夫!
 そんな最初から誰か誘うと考えなくても良いから!
 まずは自分が使ってみて、良さを知ってほしいし!」

「そだよ~☆
 それに友達なら仲間になればどんどんできるよ!
 ほんと月に何度もみんなと遊んだり会ったり
 するし、すっごい楽しくなるよ~!」



もし仲間になったら、神ともっと会えるのかな

もっと近い存在になれたりするのかな

一瞬でもそんな風に考えた私はクソ馬鹿でしかありません。

でもそれほどに私は神を好きでしたし

本当に友達の少ない私にとって「仲間」という言葉が

多少なりとも魅力的に聞こえたのは事実です。




言葉を選ぶことに必死でまごついている私に

神は大きくぱんっと手を叩いた後

「あっ!そうだ!友達少ないから無理っていう子に
 おすすめしたいことがあるんだけどね」

俺も最初にやったんだけど、と

神が1枚の白紙のメモ帳を机に置きました。



「さ、みみこちゃん。
 ここに自分のスマホに入ってる
 友達の連絡先を書き出してみて!」






=== 今日のつぶやき ===

昨日の『こんなところでヤバイバル』
めっちゃおもしろかったです!
生きた魚が捕れた瞬間は私もテンション上がりました。
胡桃そらちゃんって子、すごいですね!
初日か2日目くらいでクモ焼いて食べてたし
カエルさばいたりできるし、何者なんだ(笑)
でも水温2℃の川で一生懸命魚を捕っているいる姿は
めちゃくちゃ応援したくなります。
それにしても、あれってみんな化粧とかどうしてるんですかね。
あれですっぴんとかだったら本当にすごい…。
すっぴんはないにしろ、あんな状況じゃ顔も満足に
洗えないだろうし、サバイバルって名目だし薄メイクなんだろうなぁ。
私のすっぴんなんて顔のごつごつしたおじさんみたいだから
本気でうらやましい。