こんばんは、みみこです。


「…え?」

言葉の意味が理解できずにぽかんとしていると

笑顔のまま神は続けました。


「こっちにはよく会ったり連絡とり合ったりする友達、
 こっちには今はあまり会ったりしないけど
 消さずに何となくアドレス帳に残ってる友達を書くの」


説明をしながらメモ帳の真ん中に線を引き

そのまま私にペンを渡してきたのです。


言われたことに対して脳の処理能力が追い付きません。

何を言っているのか、この瞬間は本当に理解ができませんでした。



動作が停止した私に神は

「こっちのもうあんまり今は付き合ってない友達にはね
 最初に積極的に連絡してみて!
 仲間になってくれたらまた仲良くなれるし
 もしビジネスのことをあまり理解してもらえなくても
 もともともう友達として機能してなかった人なんだから
 そのあと連絡とらなくても困ることはないでしょ?」

ゆっくり諭すように説明しました。

「また仲良くなれて友達関係復活したら
 一石二鳥だよね~☆
 すっごい嬉しいことだねっ」

女神はそのセリフをさも初めて聞いたかのように

目をキラキラさせて力のこもった同調を繰り返していました。



ちょっと待って。

これはもう、本格的にヤバいやつだ…。

どうしよう。

どうやって、どんな風に言えばうまく断れる?

こんなことになるなら

友達といっしょに来れば良かったよ…。



頭の中でどんなに後悔してももう遅いのです。

でもどちらにしろ、友達の連絡先を書き出すなんて

私以外の人間に迷惑がかかることは絶対にできません。



「すみません、さすがに友達の連絡先を書き出すとかは…
 できないです。ごめんなさい…」

うつむきながらぼそぼそと謝罪の言葉を口にするしかできませんでした。


私は昔から、自分より容姿の優れている人間に対して

とんでもなく弱気になってしまう節があります。

そしてその優れていると思っている人間が強くしてくる

主張に対して、逆らうことができないのです。

それは小学校高学年、自分が他人と比べて可愛くないこと

容姿が劣っているということに気が付いた時から

始まったことでした。

そして中学生高校生と

当然ながらカースト下層に属することになるので

カースト上層にいるイケメンや美女の言うことは絶対であり

それに従うことや違う意見を言うことなどあり得ないと

いう意識や習性が染みついていたのです。
(これは正直今もそうです)



そしてここに居るのはまさに数年前は

カースト上層に属していたであろうイケメンと美女。

その2人とんでもなく強い主張。


「友達の連絡先は無理なら
 とりあえずみみこちゃん1人で頑張ってみようか?
 もちろん俺もサポートするし
 何でも相談に乗るからさ!」


いつの間にか恐ろしい2択になっていました。

もう断ること、この2人に歯向かうことが

何だかいけないような気がしてきてしまった私は


「わかりました…。
 友達の連絡先は書けないので
 私1人でやってみます…」


と、まさに洗脳されたような状態で
神と女神の勧誘に乗ってしまったのでした。

 



=== 今日のつぶやき ===
結局長くなってしまっていてすみません!
もうこの友達の連絡先書いてって言葉が
本当に印象的過ぎてどうしても
書きたかったんです…。
もちろんですがこのあとすぐにちゃんと
退会してます。
結局何も買わず誰にも声をかけずに
すぐに退会できたので良かったです。
婚活パーティー、マッチングアプリ、相席屋など
いろんな出会いツールにマルチ勧誘は存在します。
みなさんも気をつけてくださいね!
(引っかかるのなんて私のような馬鹿しかいないと
 思いますが(悲))